那須川天心 VS メイウェザー
世紀の一戦かそれとも…
年末の格闘技の目玉となる一戦ですよね。
一昔前は紅白と並んで年末と言えば格闘技という時代もありましたよね。
楽しみにはしていたものの
一時期、格闘技はK1とPRIDEを中心に回っていました。その時代K1はグランプリを争うトーナメントを11月上旬に行い、そこに照準を合わせたメインのファイターは年末には明らかに調整不足でリングに上がり、動きにキレがなかったり、欠場したりと、見ていて、どことなく複雑な気持ちになったのを覚えています。
時代は変わり、日本格闘技界の中心には神童那須川天心がいます。その彼がボクシングの英雄と戦うとなれば注目せざるを得ませんよね。細かいルールなどまだ発表されていませんが、展開をさるヒメは大胆に予測したいと思います。
そもそも、ボクシングとキックボクシングで競技が違いますし、体重(階級)も違う…
噛み合うのかな。
(ちなみにルールはボクシングと仮定します)
紆余曲折を経てついにゴングが鳴りました。
まずは互いの距離の駆け引きです。
メイウェザーはステップを踏みながら、軽くジャブを出していく。一方、那須川は少し遠めの距離から入るタイミングを伺う。
那須川は持ち前のスピードで距離を縮め、ボディーにパンチを入れるが、やはり体重差からかダメージは小さそう。
メイウェザーがジリジリと前に出始める。
ジャブからストレート、フックを繋げる。
那須川もガードしているが、その上からでもダメージは与えられそうな鋭さと重さ。
那須川は得意のカウンターを狙っている。
那須川の左がメイウェザーの顔面付近を捉えるが、やはりダメージは小さい。
スピードに勝機を見出したい那須川を潰すかのようにメイウェザーは前に出て圧力をかける。
那須川も出入りのスピードとコンビネーションでパンチを出すが、メイウェザーは老獪なテクニックでクリーンヒットを許さない。
最終ラウンドの終了間際、那須川は勝負にでる。メイウェザーが出したジャブに合わせて、入り込み左のオーバーハンドフックをメイウェザーにヒットさせる。さらに続けて右でボディーも捉えるが、倒すには至らない。
両者決め手を欠きここで終了のゴング。
ん~大胆に予測したつもりですが、大胆な結果が想像できません。
メイウェザーはキシビション感覚ですから、適当な距離とジャブで牽制し後は経験とテクニックでかわしていくのではないでしょうか。立ち上がりは完全にナメてかかりますが、予想より速い那須川の動きに引っ張られるように少しずつ熱が入って来ると予想します。あと、2ラウンドあれば…
KOは無いものの、両者のテクニックは観客を引き込みそうです。
それぞれの看板
格闘技において他流試合や、別の団体との試合は本来は盛り上がりますよね。
なぜならば、選手はそこに所属する団体の看板を背負ってリングに上がるからです❗
かつて、k1とPRIDEの選手が戦った時も、背負うものがある選手どうしの独特の雰囲気に見ているほうも引き込まれ一喜一憂したものでした。
今回、メイウェザーは別にボクシングを背負って参戦する訳ではありませんが那須川天心はキックボクシングを背負って戦うと言っても過言ではありません。
キックボクシングの枠を越えた熱いチャレンジにメイウェザーがどう答えてくれるのか。
いろいろと批判も多い一戦ですが、それを覆す試合になって、あれこれ言った人達を黙らせてほしいですね。
そして、私が勝手な予想をしている今も関係者は試合内容等の調整に追われているのでしょう。
裏方は裏方で戦いが始まっているのですね。
格闘技ファンの皆さん、熱く応援しましょう❗
12月31日追記
いやぁ~凄いものを見たって感じでしたね❗
階級の差などいろいろありますが、ボクシング界の英雄はやはり格が違いました。
ゴングが鳴り向き合った瞬間、そのオーラというか、見えない圧力はテレビ画面を通しても伝わってきましたね。
天心選手は完敗でしたが、ともかくこんな経験をしたキックボクサーはいません。
これからの天心選手にさらに期待ですね。