大舞台に強いバッターとは
日本シリーズも日米野球も終わり、FAなどオフシーズン特有の話題が増えてきましたね。
ペナントレースが終わるとクライマックスシリーズ、日本シリーズと短期決戦が始まり調子が出ないまま終わってしまうバッターも結構居ますよね。
近年はWBCなど国際試合も増えて、いわゆる「大舞台に強い打者」をいかに起用するかが監督の腕の見せどころかなという気がします。
そこで今日は「大舞台に強い打者」とはとの問いに野球観戦中級のさるヒメが大胆に解答を出します。
まず「大舞台」を定義しましょう。
プロ野球の世界では、やはり日本シリーズ、WBCでしょうか。普段対戦しないピッチャーを相手にするわけです。(←ここポイントです。)
国際試合などは特にそうですね。
それから強打者、好打者など表現はさまざまですが、歴代の日本を代表する打者を思い出してみましょう。
王さん、長島さん、落合さん、イチロー…キリがないですね。
レジェンドと呼ばれる方はひとまず置いておき、近年の国際試合を一つの指標として見てみましょう。
古い話題で恐縮ですが
2017年に開催された第四回のWBC。日本は準決勝でアメリカに惜敗。敗因は動くボールを捕まえる事ができなかったためと言われています。
特にバッティングをさせてもらえなかったのが、山田選手、中田選手、松田選手など。3選手とも日本球界屈指の強打者です。3選手に共通しているのが、打つポイントがやや前である点かなぁという気がします。
(足をあげてタイミングを取る点も共通してますが、足をあげてもポイントが、後ろの打者はある程度勝負ができていた気がします。内川選手、筒香選手など)
WBCでよく話題になる動くボール。
メジャーではこれを基本に投げてくる投手が非常に多い。
日本ではきれいな回転のボールを投げ込んでくる投手が多いため国際試合で、日本の打者はあまり対戦経験がない動くボールに悩まされる事はたびたびニュースになりますね。
同様に日本シリーズでも、バッターはペナントレースで対戦のないピッチャーの変化球を捉えるのに苦労するのです。
ここから一気に野球観戦中級者さるヒメの解答です。
あまり対戦がない、もしくは初めて対戦するピッチャーには打つポイントが後ろの打者が活躍する可能性が高いのです。
きれいな回転のストレートはある程度軌道が予測できても、変化球は体感しなければ、捉える事が難しいと考えられます。
その代表例がいわゆる動くボールですね。
しかし、
自分で言うのも難ですが、この結論には大きな欠点があります❗
裏付となるデータが全くない事です。
誰が打つポイントが前で、誰は後ろかなどのデータは私は持ち合わせません(先に上げた選手名は完全な私の主観です)、日本シリーズや、WBCでの打率などのデータはあるものの選手の調子などが大きく影響し、根拠としては乏しい。事実、青木選手は打つポイントは後ろだと思いますが、調子がいまひとつでしたよね。
ちなみに、メジャーで、大活躍している大谷選手は打つポイントは後ろですね。
あのポイントで捉えてセンターにホームランを打たれたらピッチャーは堪らないでしょう。
WBC日本シリーズなど、いわゆる大舞台、かつあまり対戦したことがない投手を相手にするとき、活躍する、しないを、打つポイントが前か、後ろか、という視点で見るのも面白いかもしれません。
そして、あなたが監督なら、日本シリーズでさらには国際試合で誰を使うか考えて見てください。